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色々ある日々 
 雑誌を読んでいたら、西加奈子さんていう作家さんの新作の紹介がしてあって、
恋愛小説だってんで気になって、でもハードカバーだから諦めて、
でもなんとなく気になってひっかかってたから文庫で出てるものを探し、読んでみました。

西加奈子『あおい』
最初の3ページぐらいで、話なんかよくわかんないのに泣けて(朝の地下鉄で!)、
奔放な感じとか、表現の緻密さとかにやられて。
大阪弁なんだけど、すいすい入ってくる(柴崎友香はだめだったのに)。

西加奈子『さくら』
圧倒的な幸福感と、圧倒的な悲壮感、
でもなんとなくそんなもんだよねっていう諦めと、いやいやまだこれからだよっていう強さ。
最初はすごい緩やかに流れていくけど、最後の最後でうわーってスピードを増す。
どどどって押し寄せる感情の波に飲まれる。これも、泣けるお話でした。
みんな、色々あるんよな。

色々といえば。
ぐらぐらします。最近は特に。
より流されやすくなった気がする。
そして、それならそれでいいやっていう怠惰な気持ちもより増した。

明後日。秦さんのコンサート!
来来週。大橋トリオのライブ!

| book | 20:42 | comments(0) | trackbacks(0)
クリアともやもやの狭間 
 伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』

この本は文庫化される前に映画化され、有名になった作品。
巷で話題にのぼっていたとき、早く読みたいなぁと待ち焦がれていて、
やっと文庫化され読むことができました。

伊坂作品のいいところは、なんといってもテンポ。
この作品は、でも、どちらかと言うと、引き延ばされる感じ。
物語が時系列に進んでいくわけではないため、過去へ先へと時間の中をぐるぐる。

そのせいか、これ、実際は2日間の話なのに、ものすごく長い間やっているように感じる。

話自体は漠然としていて、『魔王』みたいな、一体なんだこりゃ的な黒いモノが話を引っぱっている。
それに流されていく主人公、とその周囲の人々。

でも読み終って、そっか、と思ったのが、
人間生きてて万事出来事の流れを把握できている訳じゃないもんな、ということ。
物語を読む人は、起こることの原因がわかり、経過がわかり、結果がわかる。
でも、渦中にいる人にとっては全部がわかることって多くない。
物語も、全部を明らかにする必要なんてない。

だから、なんだかもやもやするな、っていう物語も、ありなんだと思う。
すっきりした方がありがたいけど。
| book | 15:33 | comments(0) | trackbacks(0)
理解するということは 
 東野圭吾『幻夜』

初東野作品だったりします。
あまりに人気過ぎて読むのを躊躇っていたのですが、知人の方から貸していただいたので。

『白夜行』かなり有名な作品ですが、読んだことも観たこともないので話を知りません。
どうやら『幻夜』は『白夜行』の続きチックな面があるので、『白夜行』から読んだらよかったのにと彼氏さんから言われたけれども後の祭り。
ただ、続編、ということでもないらしいのでいいのかなと。

話は…うむむ。
人間ってこう、ものすごく自己中心的なのだなと思わせる話ではありました。
ただ、登場人物の思考や行動がかなりぶっとんでいて、理解に苦しむことが多々。
あんなに長編なのに、読み終えた達成感がなかった。
なかなか、難しい。

本を読むスタイルは人それぞれあると思いますが、
あたしはどちらかというと心情を重ねていく方かな、と思います。
誰しも、どこかしらは似たようなところがあると思うから、そこを見つけていく作業。
ただ、どう探しても添えない人が暗躍しているような作品は読んでいて辛いものがありました。

まぁそもそも、他人を理解しようとするところからして無謀なのかもしれませんが。
| book | 21:21 | comments(0) | trackbacks(0)